
今も続くNHKの「みんなの歌」。
1963年12月に「さあ太陽を呼んで来い」は登場とのことです。
その時拙者ははて、何歳であったか。
まあドキリでした。
いままでの「みんなの歌」ではない迫力の歌だったのです。
曲も作者名を聞けば<だからカーとなるわけですが、
その頃の拙者にはその方面の知識もなく。
曲に驚いたことも確かなのですが、詞にはもっとドキドキしました。
拙者思春期、こんな気持ちがもぞもぞしていましたっけ。
こんな気持ちが-というよりこんな気持ちに、こんな情景にあってみたいという気持ちかな。
楽曲 「さあ太陽を呼んで来い」
石原 慎太郎 作詞 山本 直純 作曲
1
夜明けだ 夜が明けてゆく
どこかで誰かが 口笛を
気持ち良さそに 吹いている
最後の星が 流れてる
暁(あかつき)の空 明けの空
もうじき若い 日が昇る
※(以下、口笛またはラで歌う)
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ララ ララララ ラ
ララララ ラララ ララララ ラ
2
みんながみんな 歌うんだ
あの口笛に 合わそうよ
流れる雲が 輝くぜ
若いみんなの 歌声で
暁の風 朝の風
すばらしい朝を 作ろうよ
※
3
この世に夜は いらないぜ
みんながこの手で 暁の
扉を空に 開くんだ
さあ太陽を 呼んでこい
暁の雲 朝の雲
望みの鐘を 鳴らそうよ
※
石原氏は1932年昭和7年9月30日生まれ。山本直純氏も1932年昭和7年生まれ。
氏は少しお若く12月16日にお生まれです。お父さまもお子様もご兄弟も音楽家。
奥様もです。♪ねんねんねむの木子守歌~ 美智子様の詩に曲を付けられた音楽家。
石原慎太郎氏は2022年2月1日に亡くなられましたが、山本氏は2002年6月18日に
亡くなられました。
石原慎太郎。作家。芥川賞作家としておきましょう。
詳しい御二人の功績については自主学習をお願いいたすことにし、
この歌詞への思い。この歌詞が語りかけるもの。
いかがですか。
そしてこれがまた合唱曲として最初は発表され、ソロで歌われたとしても、合唱の部分があるという作品。というわけで「歌」好きなのですが、詞がなんといってもどきどきわくわく。
石原慎太郎作というのがたまりません。
氏の作品もう一曲お気に入りがあってそれは「青年の樹」。
挙げた2曲を思うに、高らかに歌い上げ胸を張りつつかつ誌的。
あの氏の笑顔とこの詩たち。
そうか世の中に立つには政治だったのか、となんだか二物を与えられるのもどうしたものか、神さまとお話してみたくもなりました。
ちなみに、心に残る「みんなの歌」ベストテンでは一位が「大きな古時計」。
「さあ太陽を呼んで来い」は、九位。
十位は「調子をそろえてクリッククリッククリック」でした。
コメント