楽曲 河は呼んでる水野汀子 作詞 ギイ・ベアール作曲
フランス映画(1957年)の主題歌。
と言ってもその映画に添った詞は音羽たかしさんのものであったようです。
デュランス河の流れのように小鹿のようなその足で駈けろよ かけろかわいオルタンスよ小鳥のようにいつも自由に/音羽たかし
笑顔でベビーフェイスの爽やかお嬢様と言った風のシャンソン歌手中原美紗緒さんが歌われました。
歌は聞いたことがあっても、筆者はこの映画を見たことがないのです。
ジャン・ジオノと言う方が脚本を書いた映画だそうで、村を流れる デュランス河にダムができ、近隣の村は水底に沈む。
そのあたりの土地はオルタンスの父の所有地であった。
その父が亡くなった後、莫大な賠償金をついだオルタンスと、彼女を取り巻く親戚筋の人々との物語。
実際のダム工事の進行に合わせ、オルタンスの成長が描かれているとか。
三年かかったダムの完成にともない水が家々を呑みこんでいく日、この日が大団円である。
デュランス河のあたりに棲む 主人公の名がオルタンスというわけです。
どんな展開、ハラハラドキドキなのか、映画見たくなりました。
ここからはなれているやら材をつかんでいるのか、水野汀子氏の詞、大層きれいでご機嫌になる詞ではありませんか。
ご機嫌の中身は気分がいい、爽やか、あかるいきもち、あーっ夏かも、梅雨明けたかなっていう空気感がいい。
この季節が自身の好みであるだけかもしれませんが。
又、水野汀子氏は、♪トムピリビは2軒おうちを持っているの作者でもあります。
で、「河は呼んでいる」と「い」が入っている作品は後のもの、また「デュランス河・オルタンス」が歌われているものは、何の歌?と疑問に思う聞き手が多く、あまり歌われなかったとか。
ちなみに「ジャン・ジオノ」って名にビビッと来られた方はありませんか。
「木を植えた男」の原作者でもあります。
この作品はね、絵本にもなっています。
内容紹介は実物の方へゆずります。
是非ご一読を。