楽曲 「一日の終わり」串田孫一 詞 フランス古謡1.星影冴やかに 静かに更けぬ 集いの喜び 歌うは楽し2.燃えろよ燃えろよ 炎よ燃えろ 火の粉を 巻き上げ 天までこがせ3.照らせよ照らせよ 真昼のごとく 炎よ 渦巻き 闇夜を照らせ4.燃えろよ照らせよ 明るく熱く 光と熱との もとなる炎5.名残はつきねど まどいは果てぬ 今日のひと日の幸 静かに思う
あれ! この歌混ざってる!
こう思われた方いらっしゃるでしょう。
1,5は「一日の終わり」で3,4,5は「燃えろよ燃えろ」ではない?
多くの記載は作詞者不明となっていますが、山と渓谷社刊「山の歌」(「槍ヶ岳の歌」
「二軒小屋の歌」等々作詞作曲、「槍ヶ岳のマドンナ」とよばれる土橋茂子氏編集)に
こう掲載されています。
ということで、ここではこのことより、今の今 奥から声に語りかけられました故
お届けいたします。
自身で大声を出すのもはばかられますが、聞きつつ情景を思い浮かべるというのは
いかがでしょう。
「遠き山に日は落ちて」をこの前に静かに口遊むと、求めているものを
一層語ってくれます。
遠き山に 日は落ちて 星は空を ちりばめぬきょうのわざを なし終えて 心軽く 安らえば風は涼し この夕べ いざや 楽しき まどいせんやみに燃えし かがり火は 炎今は 鎮まりて眠れ安く いこえよと さそうごとく 消えゆけば安き御手(みて)に 守られて いざや 楽しき 夢を見ん
一年のうちのこの季節、人生の中のこの季節、ひいては歴史の中の、地球の中のこの季節。
何処に彷徨うわたしの心。
この光景の中に。
来し方、行く末、そして今このときをきっちりと生きていましょう。
2020年12月のこの日はこの時しかありません。
一日が長く感じられても、一週間、一カ月、一年と少し長い期間では短
く感じられる。
この不思議も思われます。
佳き日々を祈って。