語坊|ユファン

横須賀・三浦を中心に活動する朗読ユニット「語坊(ユファン)」のウェブサイトです。

2022年04月

子どもたちは毎日、午後になって学校から帰ってくると、 大男の庭に行って遊ぶのが常でした。
そこは、柔らかい緑の草が生えた、広くて素敵な庭でした――

■わがままな大男 オスカー・ワイルド 原作 結城 浩 訳

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星に願いを
島村 葉二 作詞    Leigh Harline 作曲



輝く星に心の夢を 祈ればいつか叶うでしょう

きらきら星は不思議な力 あなたの夢を満たすでしょう

人は誰もひとり 哀しい夜を過ごしてる

星に祈れば淋しい日々を 光り照らしてくれるでしょう


1940年のディズニー映画「ピノキオ」の主題歌。
作曲したリー・ハ―ライン氏はディズニーの専属作曲家。
原詩はネッド・ワシントン氏で、この詞はじめ、アカデミー賞を何度も手にする作詞家。
ディズニー映画「白雪姫」でも活躍。
又往年のTV映画「ローハイド」のテーマソング「ローレンローレンローレンローハーイ」と歌いだすその詞もこの方の作品。

ここにあげた日本語詞は原詩の訳ではなく、島村葉二氏のもの。
曲を先に知り、この詞を知った筆者ですが、この歌を「今 語りたい」。

ピノキオはイタリアの作家カルロ・コッローディが1883年に出版した作品「ピノッキオの冒険」の主人公の名で、ゼぺットじいさんが作りだした木彫り操り人形。ピノは松の木の意味。それではキオは?と分割するものでもないらしい。ピノキオと言うと松の実かもという説もあります。そこからピノキオは松の木っ端で作られ、「人間になる」夢が叶う、実になったということで、そうか「ピノッキオ」なのかーという読み取りもできます。

この「星に願いを」は先にも書きました通りディズニー映画「ピノキオ」の主題歌です。原作よりこのディズニーの「ピノキオ」のほうが巷に広がったとか。
「人間になる」道の歩みの物語という心根、「人間になる」大切さと大変さ。
「勇気をもって正直でやさしい性格になれば人間になれる」とディズニー作品に登場するブルー・フェアリーは言うのです。ピノキオはそう願いながらもなかなかなかなか。
ゼぺットじいさんはピノキオを作ったときからずっとピノキオに願い、見守っています。
そしてついに・・・・・・・

祈ります。
願います。
輝く星に 心の夢を 祈れば いつか叶うでしょう
心の夢は思想によってちがってしまうのが、これまた「人間」とは!?

3月ご挨拶せず過ぎました。
残念なれど、もう戻ってこない。

それでもつらつら思い出してご挨拶に替えたし。
三月三日。
ひな祭りに合わせ、言い伝え通り2月中頃から、
玄関に土鈴でできた小さなお内裏様とお雛様を飾りました。
添えて、桃のかわりの、寒緋桜の枝と菜の花。
三月十四日。
ホワイトデー。
何かなこの日は。
三月二十一日。
春分の日。
今年は月曜日、土曜日から合わせて3連休。
こうして4月になりました。

何やらひんやりとした春風。
暑さ寒さも彼岸までときかされているのに、まだ寒い。

しかし時は新年度。
四月一日は「回顧と展望の機会である」のことばをある書物からいただきました。
そうです。
分かります。
まずは「語坊yufan」じっくり見てみよう、聴いてみよう。

皆様もごいっしょに「語坊yufan」の「回顧と展望」よろしくお願いいたします。
ご意見ご提案等々いただけると嬉しいです。

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