大寒から早一週間。
太平洋岸の温暖な地の此処も雪の予報こそはずれはしたものの、しーんとした冷たさを感じますこの頃。
散歩時刻の朝6時半はまだ夜の続きを残す様に明けきりはせず白い靄、しばらくすると薄桃色の雲が、そして光を加えたお日様が輝きだします。
扨、今回は山本周五郎作「鼓くらべ」お聞き下さい。
2023年初めの会、1月10日の会場での録音です。
■鼓くらべ 山本周五郎 作
モルダウの流れ
野上 彰 詞 べドルジフ・スメタナの曲より
水上(みなかみ)は遠く遙か 豊かなる河モルダウよ
月影は森を照らし 秋風 岸をそよぎゆく
雁(かりがね)の声にこだまして 泡立ち流るる水の音
霧と砕け 花と散りて 流れゆけ
水上(みなかみ)遠きボヘミヤの なつかしの河 モルダウよ
舟人の歌は 星青く たゆとう波間に浮かびつつ
遠き夢の 君がもとに 流れゆけ
水上(みなかみ)遠きボヘミヤの なつかしの河 モルダウよ