語坊|ユファン

横須賀・三浦を中心に活動する朗読ユニット「語坊(ユファン)」のウェブサイトです。

2023年08月

AntokuTennou Engi.7&8 Dannoura Kassen

平家物語、つまり平曲を語る琵琶法師としてその名をあげた芳一。ことに彼の謡う壇ノ浦を聴けば、鬼神さえも涙を禁じ得ぬという語り草であった ――


■耳無芳一の話 小泉八雲 作 枡太 訳



uta_202308

おまえに
岩谷時子 作詞 吉田正 作曲

そばにいてくれる だけでいい だまっていても いいんだよ
ぼくのほころびぬえるのは 同じ心の傷を持つ
おまえのほかに 誰もない  そばにいてくれる だけでいい

そばにいてくれる だけでいい 泣きたい時も ここで泣け
なみだをふくのは僕だから 同じ喜び 知るものは
おまえのほかに 誰もない  そばにいてくれる  だけでいい

そばにいてくれる だけでいい 約束をした その日から
遠くここまで来た二人 同じ調べを 唄うのは
おまえのほかに 誰もない そばにいてくれる だけでいい



1947年発表の歌謡曲。
歌い手は"低音の魅力"がキャッチフレーズのフランク永井。
♪あなたを待てば雨が降る ぬれて来ぬかと気にかかる・・・・・・
その一連の男女のムードの物語か

そうでないとするとどういう物語が出来上がるのでしょう。
「そばにいてくれる だけでいい 」
それだけでいいのです。
そう言っているのだから。

沈黙が怖いとばかりしゃべりだす。

詞を書いた岩谷時子氏
文字の間、文字に潜ませたものは何でしょう。

会話として聞こえる言葉にはもとより、聞こえない言葉に入っている心根、たましい。
むしろこちらを大切にそして感じとれる力の欲しいこの頃です。

人間関係と総称されるなかにいつも置かれているもの。
すべての人にあると聞いていますが。

暑い日々が続いています。
大きな葉に隠れて青い小さなイチジクの実が見えます。
昔の人はイチジクの木の根方で学び、思索したとか。
暑い。
日々木蔭にひとり「すべて心に納める」ようなひと時が与えられますように

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