語坊|ユファン

横須賀・三浦を中心に活動する朗読ユニット「語坊(ユファン)」のウェブサイトです。

2023年09月

20230914

終了。9月語坊房相山の会。
8月お休みでしたので久しぶりの会。
楽しく笑顔で過ごしました。
久々感が手伝ったのか何だかのんびりゆったり。
声出しは「アメンボ赤いな ア、イ、ウ、エ、オ・・・・・・ワッショイワッショイ」
歌も歌いました。
語坊は「一房の葡萄」「老賊譚」「つのなしさざえ」「インドのお話」を聞いていただきました。
お楽しみ参加では夏にふさわしい「お庭に咲いたプルメリアを横に置いてプルメリアのお話」「セミの抜け殻のエビ詰め?の話」「夢想と現実のおはなし」どれもなんとはなくにやりほのぼののお話でした。

さて次回は 10月10日(火)13:30~


その頃になりましたらまたご連絡お願いいたします。
※初出時、日付を間違えていました。お詫びして訂正いたします。

まだ何やら不安な気候。
お元気でお過ごしくださいますよう念じて。
たまには「語坊の声」「歌は語る」のページもお楽しみください。
覗いてみてくださいね。

語坊事務局 090-9308-3829

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忘れな草をあなたに
木下龍太郎 作詞 江口浩司 作曲

別れても別れても 心の奥に
いつまでも いつまでも
憶(おぼ)えておいて ほしいから
幸せ祈る 言葉にかえて(添えて)
忘れな草を あなたに あなたに

いつの世もいつの世も 別れる人と
会う人の 会う人の
運命(さだめ)は 常にあるものを
ただ泣きぬれて 浜辺に摘んだ
忘れな草を あなたに あなたに

喜びの喜びの 涙にくれて
抱(いだ)き合う 抱き合う
その日がいつか 来るように
二人の愛の 思い出そえて
忘れな草を あなたに あなたに




懐かしい歌でしょうか。
何人もの方が歌って世にあります。
世に出ぬ者でも合唱したり鼻歌だったり口遊んだり、歌わせられたり・・・・・・きいたり。

作詞の木下龍太郎氏は1938年栃木塩谷郡舟生村(しおやぐんふにゅうむら)に生まれました。
氏の卒業した小学校の先輩に作曲家船村徹氏が居られたそうです。そこで、志すものが生まれたとのことです。
昭和37年、1962年に銀ブラ中、見かけた洋画の看板「夜をあなたに」の「・・をあなたに」のフレーズが気に入り詩想を練ったそうです。詩人はいつも学ぶのですね。常には「歌は3分のドラマである。聞いたり歌ったりする時、絵がでてくるように心がけている」と何かに書かれていました。
江口浩司氏は神田の生まれ。お父さまは海軍軍楽隊で活躍なさっておられたと。ご自身も海軍兵学校へ入学され、のち音楽の道に入られました。「下町の太陽」ご存知でしょう。♪したまちのそらにかがやくたいようは…これもよく巷に流れました。この曲の作曲者でもあります。

して、「忘れな草をあなたに」発表のきっかけは江口氏から。
ヴォ―チェ・アンジェリカという6人の女声重唱グループが歌う曲を探していたところ、
江口氏が「こんなのあるよ」とだされたのがこの曲。木下氏が温めていた「・・・をあなたに」は、「忘れな草をあなたに」となって見事誕生していたのです。昭和38年の事でした。ヒット!

「・・・をあなたに」もさることながら「忘れな草」も趣のあることです。
「忘れな草」にまつわる伝説。ドナウ川ほとりで恋人ベルタに小さな青い花をささげようとして手を伸ばし足を滑らせ急流に落ちてしまう騎士ルドルフ。彼の最後の言葉が、Vergiss-mein-nicht!(僕のことを忘れないで) forget-me-not。
ベルタはその花にフォーゲット・ミー・ノット忘れな草と名づけ彼の墓に手向けたと。
花言葉は真実の愛、友情。フランスではズボンのポケットに入れていると幸運が来、ドイツでは左わきの下に挟んで歩くと未来の配偶者の名前が教えられると言われてもいるとか。

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