ゆりかごの唄
北原 白秋 作詞 草川 信 作曲
ゆりかごの唄を カナリヤがうたうよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
ゆりかごの上に 枇杷の実が揺れるよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
ゆりかごの綱を きねずみが揺するよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
ゆりかごの夢に 黄色い月がかかるよ
ねんねこ ねんねこ ねんねこよ
枇杷の実が熟れるこの頃。
我が家の周りのお庭や空き地にたわわにかわいい黄色の実がなっている。
「ちょっと失礼」と手を伸ばしたくなるが、残念なり。
身も届かず、心もざわざわ。
気の騒ぐ食べ物です。
八百屋さんの店先の箱の中の実には横眼が行くだけなのに。
そしてきねずみも、ついこの間まで我が家の側の林の一角には住んでいた。
5,6匹の家族か兄弟。
倒木の上を走り回ったり、まっすぐ垂直に立っている木をツイーと登って行ったり、
緑の下草の上をはしりまわっていたり。
それは尾っぽの長いねずみ。リスというなかれ、きねずみ。
白秋の、言葉の、映像のきらめき、詩人の感性。
カナリヤも、月もきいろ、枇杷はもとより。
この夕べ、こんな場所で、ゆりかごにゆられてみたい。
7月、白秋追慕の「白秋祭」の頃にはいつも思い出す一曲。
保育園の子たちも大好きで、記念祭には必ず聞かせてくれる。
*実は―我が家の側の林に住む「きねずみ」たち。歌は全部黄色なのに、なんか違う。
「たいわんりす」かもしれない。大いにあり得る。
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yufanjp
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