きよしこの夜
後藤 六郎 作詞 グルーバー・フランツ・カーバー 作曲
きよしこの夜 星は光り
楽しい集いに ささやきかけるよ
喜びの歌 こよい歌えと
きよしこの夜 星は光り
まどべにやさしく ほほえみかけるよ
安らかな夢 今宵むすべと
オーストリアのオーベルドルフで小学校教師、聖ニコラウス教会でオルガン奏者をしていたグルーバー(1787/11/25~1863/6/7)が1818年のクリスマス間近の大変な時にオルガンがこわれ、ギターで歌える曲として急遽作った。詞は、ヨセフ・モーア司祭のものでという経緯がこの「きよしこの夜」誕生譚のほぼ定説となっています。
グルーバー先生のお父さんは機織り職人で、グルーバーは隠れてピアノを習っていたとか。神様は選びました。彼が12歳の時、習っていた先生が倒れ代役を務めたのです。それからは音楽の道へ歩め、この歌の作曲者になりました。
「きよしこの夜」が広がっていったのは、オルガンを直しに来た技師が、オルガン調整に各地の教会をまわるたびに伝え、人気になっていったということです。
長く歌ってこられたのは詞もさることながら、曲想から多くの詩が生まれてもいるからでしょう。
日本では由木康氏が詞をつけた賛美歌109番がよく歌われます。
1きよしこのよる 星はひかり すくいのみ子は まぶねの中に ねむりたもう いとやすく
2きよしこのよる み告げうけし まきびとたちは み子の御前に ぬかずきぬ かしこみて
3きよしこのよる み子の笑みに めぐみのみ代の あしたのひかり かがやけり ほがらかに
この歌が描く時を一人一人祈り、こころがつながってゆきますように
2023年クリスマスをむかえる時にあたり切に祈ります
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