お猿のかごや
山上 武夫 作詞 海沼 実 作曲
(一)
えっさえっさ えっさほいさっさ
お猿のかごやだ ほいさっさ
日暮れの山道 細い道
小田原提灯 ぶらさげて
ソレ やっとこどっこいほいさっさ
ほーいほいほい ほいさっさ(二)
えっさえっさ えっさほいさっさ
この葉のわらじで ほいさっさ
お客はおしゃれの コン狐
つんとすまして 乗っている
ソレ やっとこどっこいほいさっさ
ほーいほいほい ほいさっさ(三)
えっさえっさ えっさほいさっさ
元気なかごやだ ほいさっさ
すべっちゃいけない 丸木橋
そらそら小石だ つまずくな
ソレ やっとこどっこいほいさっさ
ほーいほいほい ほいさっさ(四)
えっさえっさ えっさほいさっさ
のぼってくだって ほいさっさ
ちらちらあかりは 見えるけど
向こうのお山は まだ遠い
ソレ やっとこどっこいほいさっさ
ほーいほいほい ほいさっさ
昭和13年1938年発表の作品。
海沼実氏と聞けば童謡作曲家とすぐお判りでしょう。
山上武夫氏は海沼氏に勧められこの詞を書いたとのこと。
「二人で気持ちを合わせて」また「お二人の故郷の信州松本方面の山の赤い夕焼けを思い、峠の向こうのお猿は何をしてるかなあ、どこへいったかな」などの思いのうちにこの作品は生まれたのではないかと想像されています。
この時から海沼氏が亡くなるまで山上武夫氏と海沼氏師弟関係は続きました。
なんとその海沼氏が亡くなられたのは「うまれたきょうだい11にん」というお二人のコンビの作品が日本レコード大賞童謡賞を受けた時。これも日本レコード大賞のテレビ生放送がアポロ11号月面着陸記念に始まったその時だったそうです。
♪村のはずれのお地蔵さんはいつもニコニコ見てござる……「見てござる」もお二人の作品。
どれもこれも楽しい創造の世界。童謡の世界です。
語坊では「群読」で♪お猿のかごやをいたしました。
「群読」は6,7回練習しましたが歌のほうは一回で決まりました。
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