楽曲 「一月一日(いちげついちじつ)」文部省唱歌年のはじめの ためしとて終わりなき世の めでたさを松竹たてて 門(かど)ごとに祝う(いおう)今日(きょう)こそ たのしけれ初日(はつひ)のひかり さしいでて 四方(よも)にかがやく けさの空君がみかげに たぐえつつ あおぎ見るこそ とうとけれ明治26年8月「官報3037号附録」
二番はともかく、一番はどこかでお聞きになったことがあられるのでは。
あるいは曲だけでも。
ここには野ばら社「唱歌」からとらせていただき載せました。「文部省唱歌」と
載った新聞記事とは異なり、作詞 千家尊福、作曲 上 真行 とあります。
千家尊福 は 「せんげたかとみ」とお読みし、宗教家、政治家と肩書があります。
出雲大社に像が建ち、「一月一日」の歌碑もあるそうです。1845年8月生まれ。
1918年1月亡と。千家元麿という詩人はご子息。
出雲大社宮司のみならずいくつかの県知事ともなられた。
作曲者の上 真行のよみは「うえさねみち」。雅楽家。11才で宮内庁雅楽部へ仕官。
後東京音楽学校で教鞭をとるようになる。滝廉太郎とも同一の会で楽の道に勤しむ。
西洋音楽にも精通し、日本で最初のチェロ奏者でもあられたそうです。
2021年。
今年の「一月一日」語坊の住む地は快晴。風もなく。
朝7時の西の空にはいまだ満月の形に近い白い月が輝いている。
東からは初日が山際に輝き始めている。
何と初めての年の空よ!!
月の下には雪の富士がすっきりとその影を現し、
手前の相模灘は空の青を取り込み、
波は輝きそれをゆり動かす。
あけましておめでとうございます。 新春のおよろこび申し上げます。
心から感謝。
日々の暮らしが守られますよう。
そして行く末に幸あらんことを切に切に祈ります。


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