nijitoyuki

楽曲  虹と雪のバラード
河邨文一郎 作詞  村井邦彦 作曲



作家渡辺淳一の恩師でもある札幌医科大学教授の河邨文一郎(かわむらぶんいちろう)氏の作曲です。
作曲の村井氏は高校時代の夏休み札幌の友人宅に一カ月滞在したことがあったそうです。

お二方とものんびりとのどかな札幌と、1972年冬季オリンピックに向けての札幌の町の変化をご自身の目で見、実感したと語られています。

笠谷幸生選手を筆頭にする日の丸飛行隊の活躍したアジアで初めての冬季五輪。

それに向けて町ができる、生まれ変わる、そして叫び、歌い、夢を描くオリンピック。

変化を実際知らぬものでも実感できる詞、そして曲。

メロディー、ハーモニーに心が癒され、やる気が満ちてくるとか、いつもは忘れていることが思い起こされてくるとか、そんなことやらがあって、声で聴く、特に自分で歌うと「涙が出る」という現象が起きるという。

この曲、涙が出てくるのです。

色々な方が歌いました。

けれど「トワエモア」の歌ったものが多くの方に支持されたそうです。

純粋にこの詞の伝えたいことのみが歌声に表れているふうに筆者は感じます。

「トワエモア」は山上路夫作詞の、♪ある日突然ふたり黙るの・・・という曲でデビュー。

偶然にもこの曲の作者は村井邦彦氏です。

札幌冬季オリンピックが終わっても受け継がれていく歌にしたいとの思いものせられての楽曲。
ギター片手に口ずさめるということもこの楽曲の条件であったと目にしました。

重ねて、札幌中の人々が「そうだ」とはっきりと願い、今もアレンジコンテストを開催したり、多くの駅で「駅メロ」として聞くことができるそうです。

札幌のみなさま、コロナウイルスに負けぬよう。

一日も早い終息をお祈りいたします。