語坊|ユファン

横須賀・三浦を中心に活動する朗読ユニット「語坊(ユファン)」のウェブサイトです。

カテゴリ: 語坊の声

AntokuTennou Engi.7&8 Dannoura Kassen

平家物語、つまり平曲を語る琵琶法師としてその名をあげた芳一。ことに彼の謡う壇ノ浦を聴けば、鬼神さえも涙を禁じ得ぬという語り草であった ――


■耳無芳一の話 小泉八雲 作 枡太 訳



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昔々ある山に美しい一人の女神が住んでいた。女神は美の神で、恋の神で、そうして妬みの神であった――
志賀直哉の短編小説。

■荒絹 志賀直哉 作

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♪時の流れいつでも駆け抜けてゆくから、優しさだけ忘れずに抱きしめていよう
大空を自由に鳥たちが光の中飛び交うように・・・・・・
こんな歌の真っただ中にいた時代がありました。

そして「雨傘」の登場人物の様子を遠くから見守る年代になりました。
これをお聞きになった後、ポール・ギャリコ作「雪のひとひら」(昨年12月の会で発表)を是非お読みくだされたし。

■雨傘 川端康成 作

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ソログープ・フョードルの説明が訳者によって「前書き」として載っています。

「ソログーブの最大傑作は長篇小説『小悪魔』とされているが、われわれに最も愛着を感じさせる、親しみ深い作品は短篇、殊に少年少女を主題にした短篇小説である。けがれのない少年の魂をほめたたえ、これを穢す大人の生活の醜さ、卑しさを憎み呪うソログーブの気持ちは、レース細工のようにこまやかな、美しい文章で、心にくいまでに写しだされている」

 時代の違いも感じるでしょうが、この中に流れている感情、心理は・・・・・・・
 探ってみる価値がありそうですがいかがでしょう。

■身体検査 ソログーブ・フョードル 作

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大寒から早一週間。
太平洋岸の温暖な地の此処も雪の予報こそはずれはしたものの、しーんとした冷たさを感じますこの頃。
散歩時刻の朝6時半はまだ夜の続きを残す様に明けきりはせず白い靄、しばらくすると薄桃色の雲が、そして光を加えたお日様が輝きだします。

扨、今回は山本周五郎作「鼓くらべ」お聞き下さい。
2023年初めの会、1月10日の会場での録音です。

■鼓くらべ 山本周五郎 作

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