カテゴリ: 語坊の声
身体検査
ソログープ・フョードルの説明が訳者によって「前書き」として載っています。
「ソログーブの最大傑作は長篇小説『小悪魔』とされているが、われわれに最も愛着を感じさせる、親しみ深い作品は短篇、殊に少年少女を主題にした短篇小説である。けがれのない少年の魂をほめたたえ、これを穢す大人の生活の醜さ、卑しさを憎み呪うソログーブの気持ちは、レース細工のようにこまやかな、美しい文章で、心にくいまでに写しだされている」
時代の違いも感じるでしょうが、この中に流れている感情、心理は・・・・・・・
探ってみる価値がありそうですがいかがでしょう。
■身体検査 ソログーブ・フョードル 作
鼓くらべ
大寒から早一週間。
太平洋岸の温暖な地の此処も雪の予報こそはずれはしたものの、しーんとした冷たさを感じますこの頃。
散歩時刻の朝6時半はまだ夜の続きを残す様に明けきりはせず白い靄、しばらくすると薄桃色の雲が、そして光を加えたお日様が輝きだします。
扨、今回は山本周五郎作「鼓くらべ」お聞き下さい。
2023年初めの会、1月10日の会場での録音です。
■鼓くらべ 山本周五郎 作
いちばんたいせつなもの
神様から智恵と勇気を授かった娘。
粗末な小屋に住んでいる木こりの娘。
この娘の「いちばんたいせつなもの」は・・・・・・・
*バルカンとはトルコ語で山の意味です。
■いちばんたいせつなもの 八百板 洋子 編・訳
老巡査
睦田巡査のお話。
50歳を越し部長にもなりえないでいる彼には、これという功績も過失もなかったが、
病身の妻と大勢の子供がかわいいばっかりに思い切って辞職もしえないできた・・・・・・
運命の惨めさに幾度涙ぐんだか知れないのであった。
■老巡査 夢野久作